浮き沈みの激しい週末でした。
まず、金曜日。バイト引退まで残り1週間。持ち場を巡回清掃してたら、嬉しい出会いがございました。
4、5歳程の男の子が「お母さんどっか行った」と言ってきたんで、案内所まで連れて行くことに。
迷子の割に不安そうな様子も無く、常時ニコニコしていて、遂には「手つないで歩こう!」だって。
もちろん、「お兄ちゃん、手汚れてるから、ごめんな」と断りましたが、驚いた。この子、俺が平気なのか?
案内所には丁度お母さんが来ていて、男の子は無事に帰って行きました。
去り際も、その子は元気に「ありがとうございました!」と私に言ってくれて、嬉しかったなぁ。
ここのところ人に嫌われ、虐められてばっかりだったし、優しくしてもらえたのは久し振りでした♪
御存知の通り単純な私は(笑)、その一件ですっかり気を良くして、延期するつもりだったナイトゲームに出撃。
日付が変わって土曜日。自力でメンテナンスしたサラマンダー、カルカッタのテストはバッチリ。
で、調子に乗ってXポッドをビューン!と大遠投した時、事件発生。
Xポッド、まさかの根掛かり。
暗闇と霧のせいで川の中は殆ど見えませんが、恐らく中州の岩か流木に捕まったんじゃないかと。
根掛かりと格闘すること10分、ラインは力尽きて、呆気なくパチンと切れました(泣)。
その後、アンカニーに見てきてもらったのですが、「残念ながら、Xポッドの姿は見当たりませんでした。既に流されてしまったようです」とのこと。
すぐさま下流に向かい探したけど見付からず、アンカニーが「Xポッドはマスター様の御迷惑になることは望んでいないはずです。「僕のことは見捨てて欲しい」と、彼なら言うと思います。リーダーとして、彼の遺志を尊重してやりたいのです。マスター様、どうか、諦めてやって下さいませ」と頼んできて、捜索は打ち切りに。
何の前触れも無く突然、優秀なXポッドを失いました。
直接声を聞くことはできなかったけど、良いルアーでした。Xポッド、ありがとう、そして許してくれ・・・。
昨日。連日の気温上昇に伴い、朝10時の時点で15度!貴重な冬バスを獲るチャンス!
Xポッドをロストしたショックから立ち直るべく、お昼頃から出撃。取り敢えずホームへ。
T19「カワムツがいっぱい泳いでるな」
ティンバー「群れの周りにバスが3匹・・・全部20センチ台やけど」
T19「よし、早速必殺技で」
ティンバー「あんな小バス狙うかお前?」
T19「大丈夫、ちょっと挨拶するだけだ!」
いきなりカットテールが降って来て、サッと逃げるカワムツ達。
フォールさせてゆっくり引くと、張っていたラインが急に弛みました。
どうやら、魚がワームを咥えたまま、こちらへ向かって泳いで来てる模様。
素速く糸フケを取って重みを感じてから、バシッとフッキング!
ひとまず1本!小バスだけど、この時季はとにかく1本が貴重!
何だかんだ言って、カットテール様々です。
しかし、カルカッタの飛距離と巻き心地は格段に良くなってて、5インチカットテールのノーシンカーを難無くキャストできました!
メンテナンスするだけでこんなに変わるもんなんですね~。
他の小バスは、仲間が釣られたのを見て逃走したらしく、川の中は閑散としてしまい、ポイント移動。
次は、昨年2月にバスを目撃した水路エリア。
街中に複数の水路が縦横無尽に通っており、琵琶湖とは繋がっていないものの、バスのストックは多い場所です。
秋に来た時は、クランクで良い魚を2本獲れたのですが、今回は雨の影響か、全体的に濁りが激しく、魚っ気が無い(汗)。
魚を求めて水路を辿って行くと、奇妙な場所を発見しました。
そこは住宅地のド真ん中でして、何故かその一帯だけ、青々とした浮き草が、枯れずに水面を覆っている状態でした。
まるで夏場のような景色。
水温計があれば、もっと解りやすかったかも。
試しに4インチグラブを投げて、浮き草の上を走らせてみたら・・・ガボッ!
・・・マジで出た(汗)。
ミスバイトでしたが、出方は完全にバス。
以降も、ギルが頻繁に突っついてきて、この一角だけ異常な生命感が満ちておりました。
ホントならもっと攻めたかったんですが、何せ周囲は住宅。
鬼ごっこしてる子供達、ベランダで洗濯物を干すおばちゃん、自転車、歩行者・・・。
T19「・・・そろそろ引き上げようティンバー」
ティンバー「いや何でや、ここは粘らなあかんやろ」
T19「周りを見てみろ。この状況で針を振り回すのは常識外れだろ?ただでさえどん底なバサーの評判を地下に埋めるような真似はしたくない」
ティンバー「そやけど勿体無いなぁ」
T19「また今度、危険の少ない時間帯に仕切り直せば良いじゃないか、な」
今回の決まり手:ベリタス+カルカッタ200+ナイロン20ポンド+5インチカットテール(NS)